
フェズのホテルを出発して本日はメルズーカの砂漠のホテルまで963キロの距離をバスで大移動する1日です。
フェズを出発したバスは市街地を抜けますとひたすら単調な景色の中を走り、やがてアトラス山脈の山道となっていきます。
峠に行く途中のモロッコのスイスと言われるアルペンリゾートのような町のイフレン(イフラン)での休憩となりました。
イフレンは標高が1,600mもあることと、当日は天気もよくないことからとても寒いのです。
街には土産店も少しあるのですが街自体がとても小さいのでそれほど散策する場所はありません。
他の見どころとしてはライオン像があるのですが取り立てて見るべきものではありません。
かつてイフレンにはライオンが生息していたとのことでしたが、絶滅しそうな時に最後のライオンを殺してしまった彫刻家が後悔の念から像を作ったとのことです。
休憩が終わりますと峠の最高地点を目指します。
しばらく走りますと雨となっていますが、数日前に降った雨が雪になっているとのことで所々に雪がありました。
冬季の雪が降っている時にこの峠をバスで越えるのは大変だろうなと思いました。
サハラ砂漠に行くのに雪を見るとは思っていませんでした。
バスでのアトラス山脈越えはくねくね曲がる山道で気分が悪くなる人も居るような情報があったのですが、今回のフェズからのルートはそれほど悪く感じなかったですし、誰も気分が悪くなる人は居ませんでした。
峠の最高地点からはミデルトまでどんどん高度を下げて行き、再び砂漠地帯を走る道となりました。
ミデルトは大きな街のようで道の左右にはホテルやレストランが並びます。
そのうちのホテルのホテルカスバアスマ(Hotel Kasbah Asmaa)のレストランでランチとなりました。
こちらのレストランはかなり広いのですが、私たちの隣のテーブルはイタリアの団体ツアーのようでとても賑やかなランチを楽しんでいました。
ホテルの門を入ったところであいさつされたのですが、ホテルのスタッフではなくホテルの出口でお土産を広げて売っている人でした。
ホテル名にカスバと付いている通り外観は豪華な雰囲気がありました。
こちらで名物の鱒料理を頂きましたが、ミデルトの街について調べても鉱業と観光業が主となっているだけで、鱒についての記載は見つけることが出来ませんでしたが養殖が盛んとのことです。
このレストランはビールやワインが飲めますのでランチ時だけでなく、今夜宿泊するメルズーカのディナー用にワインを購入する方もいました。
ランチの料理の内容は次となっています。
ポタージュスープ
鱒のホイル焼き
アップルタルト
グレーワインがありませんでしたのでロゼワインを頂きましたが90ディルハムと格安でした。
ホテル内レストランですからロビーも広々しています。
ゆっくりとランチを楽しむことができました。
ランチが終わりましたら再びバスに乗ってエルフードに向かいます。
車窓には相変わらずの砂漠地帯の景色が続きます。
途中には川沿いに砂漠のオアシスがありナツメヤシの木が生い茂っています。
エルフードまでの途中ではドライブインでトイレ休憩となりました。
ドライブインの横には児童公園がありこちらで小さな女の子が母親と遊んでいました。
私たちが公園に近づきますと親子で寄ってきて写真を撮ろうとすると「マネー」と手を出してくるではありませんか。
モロッコの方はたくましいと感じます。
エルフードに着きますとバスはメルズーカまで乗る四輪駆動車が居る場所に向かいます。
四輪駆動車が待っていた場所には化石の土産店があり、こちらの見学と共にトイレを無料で借りました。
化石に興味がある方が購入を悩んでいました。
砂漠のホテルに行くためにバスから4WD車に乗り換えて走るのですが、ホテルの近くまでは舗装路が続いていますので4駈は必要ないのではと感じました。
用意されていた4駈はトヨタのランドクルーザーと三菱のパジェロ、日本では販売されていないパジェロスポーツでした。
それぞれに4人ずつ乗るのですが、後席の真ん中に座った人が狭くて大変です。
ホテルの建物が舗装路の向こうに見えてきますとようやく舗装路から出てダートを走ります。
何回も車両が走った跡がしっかりあり、地面は固く引き締まった状態ですから4駈でなくても十分走れる状態でした。
砂丘のすぐ横にあるホテルに行くという気分を盛り上げるには4駈はとても良いのですが、ホテルの駐車場にはやはり4駈ではない普通のセダンも駐車されていました。
丁度夕日が沈む時間でしたから砂漠の雰囲気は十分楽しむことができたのは良かったです。
サハラ砂漠でラクダに乗るための大移動の1日でした。
モロッコ旅行は毎日移動が大変でした。
15分近い長さの動画となっています。
フェズの町ではわれ先にという運転の方が多い中でバスは急停車した様子もあります。
アトラス山脈の峠は11月の22日ですが18日に降った雪が残っていました。
峠道は意外とまっすぐでした。
ミデルトの昼食後も砂漠地帯の道をひたすらバスは走ってエルファードに到着の様子がわかります。
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