マラケシュのホテルに滞在して朝一番の観光はマジョレル庭園に行きました。
マジョレル庭園はフランス人のジャック・マジョエル氏が色々な植物を集めて造り上げ庭なのですが、その没後にこの庭を引き継いだのがサンローランとイヴ・サンローラン社の社長でもあったピエール・ベルジェということからも有名になった庭園です。
特にマジョレル・ブルーと言われる青い色がフォトジェニックということから人気が上がったようです。
たしかに私たちが訪問したマジョレール庭園は某国のインスタ命といった雰囲気の方が着替えを持ち込んで撮影ポイントに陣取っていました。
某国の方は撮影のためにそこまでするのかと思いましたが、他の観光客のことを考えないのは国民性なのでしょうか。
そこまでしなくてもと思える私たちはその姿を見て笑って公園内を散策していました。
朝一番の入園時は空いていたのですが、時間が経つにつれどんどん入場者が増えてきていましたので人気の観光地なのだと思いました。
トイレの色もマジョレル・ブルーとなっていました。
建物にはカフェがありました。
ショップもあります。
イヴ・サンローランの展示もありました。
富豪によるおしゃれな芸術作品の庭園といったものでしょうか。
マジョレール庭園観光の後はバスに乗りバヒア宮殿に向かいます。
宮殿の手前でバスを降りて向かいましたが途中の道にある商店も色々なものが並んでいて楽しませてもらいました。
宮殿の入り口の個人での入場券売り場には多くの人が並んでいましたが、団体の入場券はその横の窓口で現地ガイドが購入しましたのですぐに入場することができました。
宮殿は宮廷の高官が4人の奥様と多くの愛人のために建てたもので、それぞれの夫人方のための部屋の装飾が違うのがなぜかと思うと興味深かったです。
ちなみにバヒアという名前は一番気に入っていた2番目の奥様の事だと添乗員の方が説明してくれました。
宮廷の高官の愛人は当時の奴隷から選んだ方とのことで、愛人にも子供が生まれたことから宮殿内には学校があったそうです。
素晴らしい各部屋の装飾をみていますと、権力があった宮廷の高官がその奥様のためにどれだけの思いを持って仕事をさせたという違いも少し感じられるのです。
下世話な話は別として現地ガイドの案内で迷路の様なルートで宮殿内を観光しました。
現地ガイドも1か所迷って違い所に入ってしまったので引き返したのはご愛敬でした。
バヒア宮殿観光後は再び外に出て次の観光地に徒歩で向かいます。
再び商店街を歩きながら楽しめました。
サーディン王朝の廟墓までは歩いて向かいます。
サーディン王朝の廟墓まで向かう道の商店街には面白いものが販売されているお店がありました。
サーディン王朝の廟墓へは入場券を購入して入りましたが、そこには廟墓を見るための順番を待つとても長い列ができていました。
廟墓は入り口を少し入ったところから中を眺めるだけなのですが、じっくりと内部の様子を眺めている方も多いのでなかなか順番が来ませんでした。
廟墓の入口にはスタッフが居て、あまり長い見学者には早くしろと言ってくれていたのですが、結局私たちが中を見ることができたのは25分後でした。
確かに廟墓の中の装飾はすばらしかったのですが、天気の良い日向での待ち時間で日焼けしてしまいました。
入場まで待つ場所にも猫が居てエサを欲しいとねだっていましたので、時間つぶしにはなりましたが。
わたしたちの現地ガイドはまた猫にチーズをあげて、猫が待っている私たちのそばに来るように呼んでいましたし、別のツアーのガイドもエサを与えて猫をツアーの列近くまで呼んでいました。
長い時間待つツアー客へのサービスタイムの様です。
こちらが廟墓の内部の様子です。
これを見るために炎天下で25分待ちました。
ジャマルフナ広場観光にはまず昼間に行きましたが、目についたのはフルーツを販売している屋台でした。
ジャマルフナ広場に隣接した市場の中もガイドの方の案内で巡りました。
狭い道の両側にはいろいろな商店が並んでいました。
自由時間も少しありましたがこの後ランチとなりますので飲んだり食べたりするのは控えました。
ジャマルフナ広場は完全に観光地化していますが、たまにローカルの方もショッピングされていました。
今日のランチはジャマエルフナ広場からバスで移動してル マラケシュ Le Marlcechというイタリアンレストランでとなりました。
こちらでピザのランチを頂きましたが、タジン料理に飽きていたのでとても美味しく感じてしまいました。
サラダはモロッコの新鮮な野菜が美味しかったですね。
ピザはトッピングが1種類では味が単調になるからとチキンとケプタの2種類のトッピングのピザでした。
デザートはアイスクリームです。
もちろん赤ワインも頂きましたがハーフワインで140ディルハムでした。
久しぶりのイタリアンランチはディナーのモロッコ料理を引き立たせてくれたと思いました。
夕方からジャマエルフナ広場に観光に再度行きました。
観光には広場に面したカフェの2階から広場をミントティーなどを飲んで楽しむといったことがセットされていました。
眺めの良い一番前の席は空いていませんが、しばらく待って席が空きましたら移動してゆっくり広場を眺めることができました。
夜の広場は飲食の屋台がたくさん出ています。
残念だったのは屋台のほとんどがLEDの照明なのですが、明るくしたいためか白色のLEDのため旅行ガイドブックにあった電灯のオレンジかかった色ではなかったことです。
屋台は肉系の料理と魚系の料理を出すところがあり、どの屋台も客引きが居てしきりに食事をしないかと誘ってきます。
屋台で驚いたのはヤギの頭が並べられていて脳みそが置かれているのです。
脳みそは焼いて食べるそうです。
屋台で食べているのはやはり観光客の人ばかりでした。
この屋台では観光客はボラレルという事を見たことがあります。
たしかにモロッコ観光で感じたのは観光客であればこの程度の価格は支払えるという価格を提示されるということです。
そのため買い物の際には言われた価格の7割ほどの割引はどうかと聞いていました。
最初から引いてある値段だから無理と言われるのですが、だったら要らないというと慌てて価格を下げてきます。
ジャマエルフナ広場の食事をする屋台でも勝手に料理を追加されて支払いを要求されたり、定価よりも高い価格をふっかけられるというトラブルもあるようです。
それに物売りもしつこくて要らないと何度も言っても食い下がりません。
中には無理にフトコロに入れようとする物売りもいました。
大道芸人もいましたが興味を惹かれることはありませんでしたので写真を撮りませんでした。
もちろん写真を撮りますとお金を支払わなければなりません。
とても人が多く活気があるイスラムを感じる屋台村という観点では面白いと思いました。
帰国日の午前中はフリータイムでしたので市内の馬車観光を楽しみました。
ホテルの前からジャマエルフナ広場の近くを通りぐるりと廻って戻ってくるというコースです。
料金は一人50ディルハムということでしたが、ツアー参加者全員が乗ることになりました。
馬車に乗った感想は主要な観光場所は見ることが出来ませんが町の中を馬車で楽しむのがメインといったことです。
マラケシュは車が多いことから道路を馬車が走っているのは大変だなと思います。
個人的には馬車の上からは観光地もそれほど見ることができないのであえて乗らなくても良いかなとも思いましたが、馬車が連なって市内を観光する姿は面白いと思いました。
モロッコ宿泊の最終日のディナーは豪華な5つ星ホテルのホテル ザ レッド ハウスマラケシュのレストランでのディナーでした。
ホテル ザ レッド ハウスマラケシュのレストランは地元で人気のレストラン、毎日こういったレストランでのディナーが食べたかったと思える雰囲気の良いところでした。
料理は次となっていました。
前菜
グリルチキンのリゾット添え
最後はクレームブリュレのデザートです。
レストランでは生演奏も行われていました。
とても美味しくて満足なディナーでした。
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