サハラ砂漠の砂丘に隣接するホテルのオーベルジュ カフェ ド スッドに宿泊しましたので翌日の朝はラクダに乗って日の出を見にいきました。
旅行案内書には「メルズーカ砂丘でサハラ砂漠の幻想的な夜明けをお楽しみ下さい」とのみ書かれていましたが、ラクダに乗るのは別料金が必要でした。
日の出を見るポイントまでは歩くこともできるとのことですが、ラクダに乗っても30分ほどかかるので砂丘を歩くのは大変と添乗員に言われました。
最初からツアー代金に含まれていれば良いのにと思いましたが、やはり砂漠にはラクダに乗るのが似合うのでツアー参加者全員がラクダに乗ることになりました。
支払いはディルハム、ユーロ、ドル、円のどれでも良いとのことで我が家はユーロで支払いましたが1人40ユーロでした。
添乗員の方からラクダツアーから帰ってきたらラクダを先導してくれたベルベル人にチップとして1人20ディルハムを支払ってくれと言われました。
ホテルロビーに早朝に集合して砂丘の方向に向かいますと砂漠で乗るラクダの群れがいました。
ホテルロビー集合は午前6時50分でした。
本日の日の出時間は午前7時50分です。
ホテルから出てラクダに乗るまでは真っ暗ですから懐中電灯が必要です。
ラクダに乗ってしまえば懐中電灯は不要となりますので手で持つ懐中電灯でも良いのですが、出来れば登山などでも使う頭にベルトで固定するものの方が両手を使えて便利です。
また、懐中電灯があまりに明るいと消した時に目が暗さに慣れるまで見えにくいので、赤色ライトになる機能が付いたものをお勧めします。
ラクダは暗闇を歩くのはまったく問題ないようですし、10分ほど乗っていますと徐々に明るくなってきますので周りの景色を見ることができます。
私たちがラクダに乗った時にはちょうど空に月がありましたので月の砂漠をラクダに乗ってということになりました。
日の出時間に近づきますと日の出を眺めるポイントの丘の下に到着です。
そこからは歩いて砂の坂道を登って行きます。
この時に私たちは普通のスニーカーでしたから靴の中に砂が入ってしまいました。
参加された方の中には靴の中に砂が入らない様にビニール袋を靴の上からかぶせて足首のところで縛っている方もいました。
また砂が入らない様にスパッツを用意されている方もいました。
砂の入った靴はホテルに帰ってからはたいて砂を出したのですが、砂はとても細かくパウダーの様ですから完全に出すことはできません。
日本に帰ってから靴を水洗いするまでは完全には出すことが出来ませんでした。
砂丘の丘の所で日の出を待ちますが、ベルベル人のスタッフは砂漠に座る様のシートを用意してくれます。
砂漠での日の出はやはり感動的でした。
日の出となり景色を撮影しましたら再び丘を下ってラクダに乗りホテルに戻ります。
ラクダの居る場所まで砂丘を下る際に女性の方にはサービスがありました。
それはシートに乗せてもらって砂丘を滑り降りるというものです。
この時ラクダを砂丘の上まで行かせなかった理由がわかりました。
ラクダが待機していた場所は待っている間にラクダがしてしまった多量のラクダのフンとオシッコの跡があったのです。
ホテルに戻る時にはラクダを引っ張てくれているベルベル人がラクダに乗っている姿をカメラで撮影してくれます。
ホテルに近づいてラクダを下りますとベルベル人は風呂敷のような包みを地面に広げます。
化石と砂漠の砂を持ち帰るための容器などのお土産品のセールスがはじまります。
お土産に興味の無い方はチップを渡してホテルに戻れば問題ありません。
チップはディルハムが良いようで、ドルでチップをもらったベルベル人はドル紙幣をディルハムに両替してくれるツアー客は居ないかと聞きまわっていました。
ホテルに戻りましたら部屋に戻ることなく屋外の朝食会場での朝食となりました。
ラクダに乗る時にはベルベル人がラクダの体を低くなる様にしてくれますので、背中をまたげば容易に乗ることができました。
気を付けなければならないのはラクダが立ち上がる際に後ろ脚から伸ばしますのですごい角度で前のめりの姿勢に一瞬なります。
ラクダの背には乗る鞍の前に握るバーが付いていますので、このバーをしっかり握っていれば問題ありません。
ラクダに乗る時にはこの鞍のバーがしっかり握れる様にゴムのポチポチが付いた軍手を用意するのがおすすめですと、ツアー出発前に添乗員の方からの電話でアドバイスがありました。
そのため日本で表面に握りやすいポチポチ付きの軍手を購入して持っていきましたが、確かに滑ることなくしっかりラクダの鞍に付けられたバーを握ることができましたのでお勧めです。
また鞍は真ん中より少し後ろにくぼんだ部分があります。
こちらまでお尻をずらせば楽にラクダの上に座っていることができます。
この事に気づかないでラクダの鞍に乗るのは平ではないので大変だったと言っている方がいました。
安定していないなと思ったら少し後ろにお尻をずらしましょう。
ラクダから降りる時には後ろ足から折り込んで前足をたたんでしゃがんでくれます。
そのためラクダに乗って立ち上がる時のような前傾姿勢とはなりませんので安心です。
ラクダを引いてくれるベルベル人は降りる時もしっかりサポートしてくれますので安心です。
私たちは砂漠には11月23日に行ったのですが、この日はまったく風がありませんでしたのでまったく寒くありませんでした。
この日の明け方の気温は天気予報では7℃となっていました。
上半身の服装はヒートテックの下着にシャツブラウス、薄いウルトラライトのダウンベストにダウンジャケットでした。
下半身はタイツにデニムパンツでした。
これだけ着ているので体が寒くないのは当然かもしれませんが、防寒用手袋の必要性は感じませんでした。
カメラのシャッターを切るので指先が無い軍手だけで手は十分でした。
顔はフェズで寒さ対策のため購入したサボテンシルクのストールでベルベル人にターバンの様に巻いてもらいました。
当日の寒さからするとこれは不要だと思いました。
カメラは細かい砂が入らない様にジプロックの袋に入れていましたし、一眼レフのカメラはレンズ部を砂が入らない様にシャワーキャップで保護していました。
当日は無風でしたのでビニールの保護は全く必要を感じることもなく、常時ジプロックからカメラを出して景色などの撮影をすることができました。
もちろんラクダに乗りながらの撮影もすることが普通にできました。
風が強い日の砂漠観光は大変かもしれません。
日の出の時の砂漠の様子です。
最後に砂丘からラクダのいるところまでのベルベル人のスペシャルサービスの様子もわかります
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