シエナのホテルを出てバスはオルチャ渓谷への道を進みます。
観光バスですからメイン通りしか走れませんが、自家用車でしたら未舗装の景色の良い道を走ってオルチャ渓谷の景色を楽しめるそうです。
見どころは多いのですが観光バスが停車できるような場所がなかなか無いのですが、ドライバーさんが頑張って2か所で停めて撮影タイムを作ってくれました。
天気予報では晴れだったのですが、曇ってしまった上にアフリカのサハラ砂漠の砂が飛んできているとのことで景色もかすんでいました。
また渓谷は緑の景色と思っていたのですがこれは新緑が5月までで、6月も中旬になると麦が黄色くなってきますので黄色と緑がまじった景色となります。
それにしても糸杉がある景色は絵になります。
午前10時30分にはビエンツァに到着です。
観光バスはこちらに停車しますが、すぐ横に有料のトイレ(0.5ユーロ)がありますので利用すると良いでしょう。
散策時間は1時間しかありませんが、ムレッロ門からチーリオ門まで東西300メートルほどのとても小さな街ですからゆっくり見て廻ることができます。
ロッセリーノ通りはどこを撮っても絵になるのです。
展望台からの景色です。
ピエンツァでは羊のチーズの名産地ですからお土産店もありました。
チーズはお土産として日本に持ち込み可能なのですが、冷蔵庫に入っているものは難しいかなと思い購入しませんでした。
そのかわりいっしょに販売されていたパスタソースの中でペストソースをお土産として購入しました。
こちらが手に入れたソースです。
茹でたパスタにソースをからめてチーズをかければ美味しいジュノベーゼパスタが出来上がりです。
かわいいぬいぐるみがいっぱい置かれているお店もあり、気に入って家に3匹連れ帰ってしまいました。
木で作った糸杉のお土産もありましたのでこちらも購入しました。
ピエンツァは散策もショッピングも楽しい街でした。
ランチはモンテブルチアーノのワイナリーレストランのファットリア・プルチーノ・レストランFattoria Pulcino Ristoranteで頂きました。
屋内席もありましたが、今回も屋外席でした。
前菜はハムの盛合せとペコリーノチーズです。
ペコリーノチーズは個人的には苦手でしたが、好きな方はとても美味しいと言っていました。
パスタはトリュフソースのパスタです。
デザートはビスコッティでした。
後から観光バスに乗った団体客が何組も来ていましたので、このレストランは団体専用レストランかなと思いました。
ワインは最初に3種類出て説明していましたが、ビーノノービレの一番高価そうな2019年と2番目の2021年のワインは17名に対して各1本しかだしてもらえず、7か月しかオークの樽で寝かしていない2023年のモンテプルチアーノの赤は味が若くてブドウの味もあまりしないワインが何本か出されましたが人気が無く残っていました。
私もこのワインだけは口に合わず2杯しか飲むことが出来ませんでした。
ワインはお土産としてお店の中で販売されていますと言われましたが、やはり誰も購入する人はいませんでした。
ワインの産地のワイナリーレストランということでとても期待していたのですが、ワインの味があまり良くなかったので料理の味も印象が悪くなってしまいました。
今回のツアーのランチの中では残念なものとなりました。
レストランの地下にはワイナリーがありましたが、こちらも観光用だと思います。
ランチの後にはフィレンツェのホテルに向かいますが、ホテルにチェックインする前にミケランジェロ広場に立ち寄りました。
ミケランジェロ広場はとても賑わっていました。
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