
ツアーの予定ではボスポラス海峡クルーズは夕刻に楽しみ、その後夕食となっていましたが、混んでいてクルーズ船の都合が朝一番しか空いていなかったとのことで、午前10時頃からクルーズとなりました。
港には鮮魚市場もあり美味しそうな生牡蠣もありました。
市場の周りにはシーフードレストランがあり、ランチやディナーでは美味しいシーフードを楽しめるのではないでしょうか。
大きなクルーズ船が何隻もあったのですが、私たちは14名の少人数のグループですから小さな船が来るのだろうなと思っていました。
そうしますとまあまあ大きなクルーズ船が来ました。
現地ガイドの方がクルーズ船のオーナーと友達だそうで大きな船が良いなと言ったら14人には不釣り合いな船が来てくれました。
添乗員の方もこの大きさの船は初めてとのことでした。
午前中でしたのでまだ天気が良くて、上部甲板でクルーズを楽しむことができました。
クルーズの様子がわかる動画はこちらになります。
クルーズ観光の時間は1時間ほどとなっていました。
大きなクルーズ船でしたのでトイレもありましたし、ドリンクや軽食を買えるショップもありました。
当日の夕刻は天気が雨となってしまいましたので、午前中のクルーズでラッキーでした。
クルーズの後はブルーモスク観光に行きました。
バスを降りて向かいますとだんだん大きなブルーモスクの姿を見ることができます。
無料のトイレがモスク入口手前の右側にありますので、観光前に済ませておくと良いでしょう。
モスク入口にはとても長い列が出来ていますが、順次中に入って行くことができます。
モスクに入るには女性は髪の毛を隠すためにスカーフを被らなければなりません。
スカーフはツアーでは持参してくださいとなっていましたので各自持って来ていましたが、持っていない方のためにレンタルする場所もありました。
ブルーモスクに入るには靴も脱ぐ必要がありますので、靴も持参した袋に入れて持って観光をします。
ブルーモスク内の床は絨毯となっていますので素足でも問題ありません。
内部は大きなドームとなっていて天井などはイズニックタイルとステンドグラスで奇麗なのですが、青いイズニックタイルの青の色調の美しさからブルーモスクとも呼ばれるとの解説を見ていたので、ちょっと違うかなと感じてしまいました。
確かにブルーのイズニックタイルが奇麗なところも多々あるのですが。
ブルーモスクで良かったのはツアーの女性全員でスカーフを被った記念写真を撮ることが出来たことではないでしょうか。
ブルーモスクは中で写真を撮るのみですから、観光の所要時間は30分ほどでした。
ランチの後はトプカプ宮殿を観光しました。
トプカプ宮殿は1460年から1478年にかけてスルタンのメフメト2世によって建設されました。
その後何世紀にもわたり他のスルタンによって新しい建物や別館が増築され、今日の宮殿が作り上げられました。
長年この宮殿はベヤズット地区にあった以前の宮殿と区別するために新王宮と呼ばれていましたが、後にトプル・カプ(大砲の門)として知られるパビリオンにちなんでトプカプ宮殿と呼ばれるようになりました。
宮殿は19世紀半ばまではスルタンの主要な住居で政治の中心地でしたが、1923年にトルコ共和国が成立した後にトプカプ宮殿は博物館となりました。
宮殿とその敷地はかつては約70万平方メートルもあり、4,000人ほどの皇族や貴族が住んでいたそうですが、現在はギュルハネ公園を除きますと約35万平方メートルの面積となっています。
歴史的建造物とコレクション、そして約30万点の文書を収蔵するこの宮殿は世界最大級の博物館兼宮殿の一つとなります。
トプカプ宮殿は第1庭園、第2庭園、第3庭園、第4庭園の4つエリアに分かれています。
第1庭園にはビザンツ時代の教会アヤ・イリニ、第2庭園には厨房や見どころのハレムなどがあります。
第3庭園には謁見の間や宝物館、第4庭園にはバグダット奪還の記念建築となった建物のバーダット・キョシュクやテラスなどがあります。
宮殿の城壁にはビザンチン様式の城壁に接する3つの主要な門があり、正門である王家の門、鉄の門、干し草の門となっています。
トプカプ宮殿のみどころは宝物館とハレムです。
宝物館にはオスマン帝国のスルタンの栄華を表していて素晴らしいものばかりが陳列されていますが、必見なのはスプーン屋のダイヤモンドとトプカプの短剣です。
スプーン屋のダイヤモンドはナシの形をした珍しいダイヤモンドで、その重さは86カラットもあります。
トプカプの短剣は贈り物としてスルタン・マフムード1世の命令で作られたもので、世界で最も貴重な短剣ともいわれています。
エメラルドで覆われた短剣はオスマン帝国の職人の傑作と言われています。
それ以外にもすばらしい宝物が展示されていますので、見たい方が多いので一番混んでいました。
ハレムは江戸城の大奥の様なところで、スルタンと宦官以外の男性は一切立ち入り禁止のエリアとなっていて、選ばれた女性は多い時には1,000人以上が暮らしていたとのことです。
地下宮殿の入り口には入場を待つ観光客のすごく長い列が出来ていたのですが、こちらは個人客の入場ゲートで、ツアー客は反対側に並んで入ることができることからあまり待つことなくすんなりと入場できました。
地下宮殿という名前とは裏腹に、実際はビザンツ帝国時代にイスタンブールの水供給の役割を果たしていた地下の巨大貯水池で、天井を支える大理石の柱が宮殿に見えることから地下宮殿と呼ばれています。
単なる貯水池なのですが、なぜかそこには彫刻を施された柱などがあります。
メデューサの顔は地下宮殿の人気のスポットで、メデューサの顔だけが一つは横向き、もう一つは逆さとなっています。
ギリシャ神話の中でメデューサは地底世界の女怪獣であるゴルゴン3姉妹の一人で、見た物を石に変えてしまう力があると言われていました。
この力を信じていたので当時の人々は大きな建物を建てる際に、建物を守る為にゴルゴンの言い伝えとメデューサの頭の銅像が置かれたのではないかと言われています。
また嘆きの柱は常に濡れていることから、まるで泣いているように見えるので涙の柱とも言われています。
少し涙も枯れ気味だった様な・・・・・
また照明が工夫されているし、現代アートも展示されています。
照明をうまく使いますとフォトジェニックな記念写真を撮ることができます。
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