午前中のカルカッソンヌでの観光とランチを終えて世界遺産で司教都市のアルビに向かいます。
距離は166qありますのでバスで2時間ほどかかりました。
アルビに到着したのは午後の4時30分頃で、ホテルにチェックインしてから徒歩にて市内観光とその後のディナーに向かいます。
アルビはタルヌ川に面した商業都市です。
ローマ時代よりの歴史があり、11世紀から13世紀にはカタリ派の拠点にもなっています。
16世紀にはインディゴブルーの原料のタイセイの栽培で財を成した商人たちのルネッサンス邸宅が建つ街です。
ホテルに着くまでのバスから見たタルヌ川沿いの景色は絶景でした。
トゥールーズ=ロートレック美術館はモンマルトルの人気キャバレー「ムーラン・ルージュ」のポスターを手掛けたロートレックの作品を見ることができる美術館です。
裕福な家庭で育ったロートレックですが、両足を骨折したことにより背が伸びなかったことにコンプレックスを抱いていたようです。
いとこ同士で結婚した両親も負い目があったようですが、両親はロートレックを愛していたので没後1922年に美術館にしたそうです。
ロートレックはコンプレックスを忘れることができる様にパリの歓楽街を満喫したようで、死因の一つは梅毒だったようです。
絵画にもパリの娼婦が病気の検査を行っている絵も残されていました。
美術館でのフリータイムには庭園に出てタルヌ川の景色を楽しみました。
この庭園はルネサンス期から18世紀にかけて、宮殿には王族を迎えるために造られた散歩道に囲まれたフランス式庭園なのです。
その美しさはフランス文化省によって注目すべき庭園(Jardin remarquable)に指定されているのです。
どこを撮っても絵になる庭園でした。
セント・セシル大聖堂は1282年から200年の歳月をかけて造られた高さ40メートルの大聖堂で世界遺産となっています。
その外観は要塞の様な厳めしい外観なのですが、内部には煌びやかな装飾があり、巨大な地獄を描いた最後の審判のフレスコ画もあります。
中を巡っていますと大きな仕切り板のジュベの中に向かう左側に出入口の管理をしているおじさんがいたのですが、手招きしてきて中に入れと言われました。
確か日本人だから入って良いとか言われましたのでありがとうと日本語でお礼を言って入りました。
添乗員の方がこちらの中の祭壇部分は普段入れてくれないと言っていました。
ゆっくりと中を鑑賞させて頂きました。
内陣障壁の左右の司教聖歌隊席の上部には天使像がずらりと並んでいます。
ロートレック美術館のタルヌ川を望む庭園の様子とセント・セシル大聖堂の内部の様子がわかる動画です。
セント・セシル大聖堂の内部は素晴らしいことが分かってもらえるのではないでしょうか。
セント・セシル大聖堂見学後にディナーが午後7時からなのでそれまでの時間はフリータイムとなりました。
私たちはセント=セシル広場からのセント=セシル通りを散策しました。
チョコレートのお店やお土産になりそうなグッズのお店もありました。
途中でサン サルヴィ教会の回廊(Cloitre de la Collegiale Saint Salvy)も見学しました。
入口が分かりにくいのですが、中に入りますと回廊と中庭は素敵でした。
ディナーはアルビのレストランのラ・ヴィギエール・ダルビー(La Viguiere d'Alby)でロートレックメニューを頂きました。
ホームページもありメニューも見ることができます。
富豪で美食家のロートレックが好んだメニューを再現したとのことです。
料理の内容はシュリンプサラダ、タラのバターソース、洋ナシのタルトです。
メインのバターソースはまるで肉料理のようなソースですが、ロートレックが肉よりも魚が好きだったのでこのようなソースで食べたのでしょうか。
最初に頂いたガスパチョは少量ですが美味しくてワインに合いました。
ワインはサービスで赤または白が1杯だけついていました。
洒落でタントついでと言いましたらイタリア語が分かったようでグラスにたくさんついでくれました。
デザートは洋ナシのタルトの後にマカロンも頂きました。
ロートレックでなくてもこんなに美味しいメニューはいつでも食べたいものです。
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