今回のフランス旅行は成田からパリまでエールフランスを利用したのですが、追加予算で往復プレミアムエコノミー席利用が可能なツアーでした。
もちろん理想はビジネスクラス利用なのですが、予算的には少し高いかなと思ってしまいましたのでプレミアムエコノミーを利用する事にしました。
今まではがんばって12時間ほど搭乗するヨーロッパ線でもエコノミークラスを利用していたのですが、最近では年齢がゆえに長時間の狭いエコノミークラスでのフライトはとても辛いと最近は感じてしまう様になってしまいました。
エコノミークラスよりもプレミアムエコノミーであれば座席周りは40%も広いとのことでしたから、長時間のフライトではそれだけ席が広ければゆったりできると思いましたので、今回のフランス旅行では少し奮発してプレミアムエコノミーの席を利用することにしました。
飛行機の搭乗時に上級クラスのシートの方は機内への優先搭乗ができるのでうらやましいなと以前から思っていました。
エールフランスに乗る搭乗口のプライオリティの表示には優先搭乗はプレミアムエコノミークラスの表示が無かったように思ったのですが、添乗員の方にプライオリティの搭乗口から入れますと言われましたので、優先搭乗することができました。
ただし、プレミアムエコノミークラスではビジネスクラスのようにウエルカムドリンクのサービスはありません。
今回のプレミアムエコノミーの席は壁の前の席となりましたので足元はさらに広くて快適でした。
ただしこの席は離発着時には足元に荷物を置いておくことが出来ませんので、手荷物は上の棚に入れる必要があります。
また、テーブルはサイドの肘掛に収納されているタイプですからテーブルの面積が狭いのと、テーブルの位置がお腹の前の近い場所となりますので食事の時はちょっと不便で窮屈でした。
中央の4列の内側の席でしたが、座席前が広いことからトイレに行く時には通路側の人に気を使うことなく行くことができたのはとても良かったポイントでした。
プレミアムエコノミーでは機内での滞在が快適になるエコノミーよりも良いアメニティが配られます。
中身はアイマスクと耳栓、歯ブラシに歯磨き粉、靴下、スリッパ、イヤホンカバーでした。
これらが入っているポシェットはいろいろな柄があるようですが、赤はフランスを感じるおしゃれなものでした。
枕やブランケット、エビアンはすでに席にセットされていました。
これだけ揃っていますと事前に機内用のグッズは事前に用意する必要が無かったと感じました。
長時間のフライトはもちろん窮屈なエコノミークラスとは違うのではと搭乗時は感じていました。
エールフランスが良いのはエコノミークラスであっても、最初のドリンクサービスでシャンパンが飲めることです。
もちろんプレミアムエコノミーでも飲むことができますが、シャンパンはプラスチックボトルに入っていることに驚きました。
もちろんお代わりは出来ませんでしたし、ドリンクサービスは1回のみでした。
CAの方を呼べばお代わりできたかもしれませんが、残念ながらCAの方はプレエコの席の通路を通りませんでしたのでお願いすることは出来ませんでした。
次に食事ですが、プレミアムエコノミーの食事はエコノミーとは違うようです。
まずはランチですが当日のメニューは次のようになっていました。
スモークハムとメロン、海老のマリネ、すずきの燻製はワインと共に頂きました。
プレミアムエコノミーの良い点はワインがミニボトルで頂けることです。
ビジネスではグラスでのワインの提供となりますが、エールフランスではお代わりのワインサービスが来ないことがありますので、お代わりをする必要が無いミニボトルは良かったと思いました。
メインは2品から選べて、鶏肉のソテー、オリーブトマトソース、ローストポテト、にんじん、ブロッコリーか、牛肉の胡麻味噌ソース風味、南瓜、ほうれん草、椎茸、ご飯、味噌汁といったものです。
これにチーズとアップルタルト、コーヒーまたは紅茶となっています。
味噌汁は具なしの汁でしたので、日本発の便ではちょっと残念でした。
うれしかったのはフランスらしいパンが配られたことです。
機内の食事からフランスを感じられるものでした。
飛行中にのどが渇いたときにはエコノミークラスまで行き、バースタンドにある飲み物を飲みました。
プレミアムエコノミーにはバースタンドが無かったのでエコノミークラスまでいったのですが、場所が分からなかったのでギャレーにいたアテンダントに聞きましたら場所はギャレーの反対側でした。
こちらにはスナックもあるようでもらっている人もいました。
本当は映画を見ながらビールをもらおうと思ったのですが、エコノミークラスの食事の配膳中に場所を聞いた時のCAの方の態度が私には怖かったので、おとなしくスタンドのジュースを飲んでいました。
ビジネスクラスでしたらCAにお願いすればいつでも席まで持って来てくれますので、プレミアムエコノミーはやはりビジネス未満かなと感じた瞬間でした。
そのためフランスに着く前の食事の時にはしっかりビールをお願いしました。
ディナーでのメニューは1種類で、内容はフレッシュサラダ、ペンネパスタ(トマトソース、貝、ブロッコリーにチーズ)、フルーツサラダ、コーヒー、紅茶となっていました。
こちらも美味しく頂くことが出来ましたが、アテンダントが来ませんでしたので飲み物のお代わりでワインをもらうことは出来ませんでした。
フランス人の方は自分でギャレーにワインをもらいに行っていましたので、プレミアムエコノミーであってもお代わりはもらいに行く必要があるようです。
寝ている間にアイスクリームのサービスがありましたが、これは明治の「うまか棒」でした。
今回はプレミアムエコノミーということもあり食事はワインと一緒にゆっくりと楽しもうと思ったのですが、席に座っているだけではワインのお代わりもありませんでしたし、食後酒も楽しむことができませんでした。
日本からの食事は美味しかったのですが、少しリッチな雰囲気はエコノミーよりも食事ではそれほどありませんでした。
やはりビジネスクラスとはランクが違うという認識が必要だと感じました。
プレミアムエコノミーの席は確かにエコノミーの席に比べますと足元などは広いのですが、やはり席自体の横幅はありませんのでビジネスの様に横を向いて寝ることは出来ません。
また、各席がセパレートとなっていますので、ペアーの場合はエコノミーのように肘掛を上げて横すわりが出来ません。
シートを倒して寝る場合ですが、私の体形ではなぜかおしりの一点に体重がかかるポジションになってしまって、寝ていますとお尻が痛くなってしまいました。
これは身長が175センチと156センチの両名ともそういった感想ですから、あまりシートが体にフィットしない事からかもしれません。
エコノミーに比べて楽なのは少しシートを倒して映画などを見ているポジションの場合で、シートを倒して寝る場合はそれほど良いとは感じなかったのが正直な感想です。
実はこのプレミアムエコノミーのツアーの後のヨーロッパーツアーは、わが家では予算的に無理をしてもビジネスクラスにすることにしました。
プレミアムエコノミーは確かにエコノミークラスの席よりも良いのですが、本音を言いますとヨーロッパなどの長距離の場合はやはり無理をしても快適に寝ることができるビジネスクラスにする事をおすすめします。
帰路はなぜかアップグレードされてビジネスクラスでとなりました。
座席の快適度は運雲泥の差でした。
食事もまったくレベルが違っていて、フライト中の食事は美味しいワインで楽しむことができました。
わが家のヨーロッパ方面のツアーはこれ以降プレミアムエコノミーの席を利用する事はなく、無理をしてでもビジネスクラスにする様にしました。
ビジネスクラスでのヨーロッパ旅行は現在は非常に高額となっているのですが、長時間のフライトではその価値が十分にあると思います。
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