
もうかなり前のヨーロッパ旅行で、超音速旅客機のコンコルドと当時最速であったTGVに搭乗を楽しむというツアーがありましたので参加しました。
英国航空の記念ツアーでしたから、まずは成田からロンドンのヒースロー空港まで行き、そこからローマまでコンコルドのチャーター機に乗るというツアーです。
ツアーの出発日によってロンドンからローマ、またはローマからロンドンへの搭乗となります。
今では絶対にありえないことですが、当時はコンコルドの周りを割りと自由に近づいて見ることができました。
チャーター便で搭乗客は全てツアーの日本人ということもあったかもしれません。
純白の巨大な翼を広げ、くちばしの様に機首を折り曲げたたずむ怪鳥コンコルドは結構迫力がありました。
ロンドンのヒースロー空港では特別ラウンジからスリムな機内へ搭乗しました。
コンコルドの操縦席にも入れてもらうことができ、記念撮影もすることができました。
1回の飛行で超音速を体験できる定員はわずかに100名のみとなっています。
機内は壁のラウンドがありますので、通常の飛行機よりも狭く感じてしまいます。
いよいよテイクオフ。
わずか30秒のランニングで大空に舞い上がり、12分後にはマッハ1をマークします。
上昇の角度は普通の飛行機とはまったく違い、かなりの急角度で上昇していきます。
もちろん体が感じる加速度も今まで飛行機では味わったことがないものでした。
機内前部には飛行速度がデジタル表示されていて、地中海上空、高度6万フィートでは超音速マッハ2の飛行が楽しめます。
窓外に見える暗黒の宇宙と青紫に染まった下界の美しい眺めは搭乗者の特権です。
成層圏が近いこともあり、その眺めはすごいの一言でした。
撮影時はマッハ2が出た後の安定飛行時での記念撮影でしたからマッハ0.95と掲示板がなっています。
機内の幅はないのですが、2−2列のシートは割りとゆったりとしていますし、ゆきとどいたサービスを心ゆくまで満喫できました。
機内サービスではシャンペンを楽しむことができましたし、当時としては食事も機内食としてはとても良いと感じました。
イタリアのローマの空港空港にコンコルドが到着すると珍しいので機体の周りには空港関係者が集まって来て見ていました。
コンコルドから降りるのもタラップなんて考えられないことだとは思いませんか。
ロンドンからローマは通常の半分ほどの時間で到着しましたので、コンコルドの速さがわかりました。
コンコルドツアーの参加者には搭乗証明書と記念のコンコルドのモデルが配られました。
こちらは搭乗証明書ですが、機長のサインが入っています。
そして配られたプラモデルは今でも記念に持っていますが、こんな遊びもできます。
実際にマッハ2での飛行の時にはコンコルドの窓の上には青い成層圏を見ることが出来ました。
コンコルドの巡航高度は通常の旅客機の2倍ほどの20,000 mほどの高度のを飛びましたので、その青さは通常の航空機から見る景色とはまったく違ったのが印象的でした。
このプラモデル現在持っている方は少ないのではないでしょうか。
すでにコンコルドが飛行をやめてからかなりの月日が経ちますが、これほどの乗りたいと思える飛行機はまだ無いのではないでしょうか。
コンコルドのチャーター便でヨーロッパ旅行の古の思い出です。
コンコルドツアーには当時最速の特急列車のTGVの搭乗もセットになっていました。
現在はTGVは最高速度が320キロに達しますが、開業当時の営業列車の平均速度としては時速260キロメートルで世界一速い高速鉄道でした。
当時の新幹線の最高速度は210キロでしたからTGVは最速の特急として人気だったのです。
そのため搭乗証明までもらうことができました。
オレンジ色の車体カラーがとても素敵でした。
イタリアからフランスまでの乗車でしたが、モダンな車内はさすがフランスの車両だと思いました。
車内にはカフェスタンドがあって、そこでドリンクとフードを頂いて楽しみました。
飲食代金はイタリアリラでの支払いで当時はOKでした。
そしてフランスの駅に到着しましたので、こんな至近距離で記念撮影ができました。
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