ヨーロッパ旅行はかなり各所に行ったことから今までに行ったことのないような、街の雰囲気が違う観光地をと旅行先を探していました。
ヨーロッパ旅行のツアーは8日間のものが多いのでもう少し旅行期間のものをと探していましたら、いつも利用する阪急旅行社系のフレンドツアーで11日間のモロッコのツアーを見つけました。
11日間の海外旅行としてはツアー代金もヨーロッパに比べますと物価の関係でリーズナブルです。
3日も旅行日数が長いとゆっくり楽しめるのかなと思ったことと、イスラム文化圏の今までとまったく違う街の雰囲気を旅行で味わうことができるかなと思ったからです。
実は今まで行って楽しんでいたヨーロッパのフランスやイタリア、ドイツなどの雰囲気がまったく違うイスラム文化の国への観光は自分として楽しめるのかどうかと不安も大きかったのも事実です。
しかし実際にモロッコに行きましたら今までとはまったく違う文化の様子をとても楽しむことができま、今回のモロッコ旅行はとても良かったと思える旅行となりました。
今回のモロッコ旅行で一番楽しくて良かった観光地は「フェズ」です。
フェズのホテルに連泊して朝から7時間の観光は歩数が10,900歩ほどとなり、歩くのが大変だったのですが、世界最大の迷路と言われるメディナ(旧市街)の散策はとても刺激的でした。
イスラムの雰囲気が満載の市場の中を巡るのはその活気と雑多な雰囲気を十分に楽しむことができました。
一般家庭と言われるお宅で頂きましたミントティーもとても楽しむことが出来ましたので、とても充実した観光となった1日でした。
幻想的な青い町と言われるシェフシャウエンもフォトスポットが満載でしたし、入り組んだ路地を歩くのはとても楽しかったのですが、やはり今回のモロッコ旅行での観光地でナンバーワンはフェズです。
モロッコ旅行での楽しみはサハラ砂漠の中にあるワルザザートのホテル宿泊とラクダに乗っての砂漠の日の出観光でした。
実は今まで砂漠といいますと砂丘が広がっていると思ったのですが、その様な場所は一部で多くの砂漠は一部植物も生えている乾燥した地形だということを教えてもらいました。
そのためエルフードまでバスで行き、そこから4WDに乗り換えてひたすら舗装された良い道を進みメルズーカのホテルに向かいます。
そして舗装道路の少し奥に砂丘に面した位置にあるホテルがありますので、最後に舗装した道路から無舗装の乾いた地面の場所を短い距離だけ走るといったものでした。
舗装道路からホテルまでは何台もの車が走ったルートがしっかりありましたので4WDでなくても行けるものでした。
実際にホテルに着きますと駐車場には普通の乗用車も居ました。
グーグルマップを見ますと舗装されたルート702から道も表示されています。
砂丘に面したホテルまでの砂漠に観光に来たという雰囲気を高めてくれる4WD乗車は良いのですが、舗装路からはあまり離れたポツンと1軒という場所では無いというのが事実です。
4WDに乗るためにスーツケースから1泊分の荷物を別にする作業は大変でしたから、舗装道路をもうほんの少しホテルの横まで作ってくれればバスで行けて楽だと思いました。
ただしホテルはサハラ砂漠の砂丘に面していますので、そちら側を見ますと砂漠に来たという雰囲気はとても楽しめます。
食材なども当然輸送は用意なので砂漠にあるホテルとは言っても料理はとても豪華なのはうなずけます。
ホテルの前からはラクダに乗って砂丘を登って30分ほど観光しましたが、これはとても楽しめるものでした。
私たちが宿泊したホテルはオーベルジュ・カフェ・ド・スッドでしたが、事前に調べた画像などでは砂漠に囲まれてポツンとあるホテルといったイメージでしたが、隣にも新しいホテルが建設中となっている、舗装道路からも近いホテルというのが実態でした。
今回のモロッコ旅行での夕食は宿泊したホテルでの夕食が多くありました。
ホテルレストランですが単品料理ではなくビュッフェ形式となっていて、当然モロッコのメイン料理であるスパイスがたくさん使われたタジン料理がほぼ毎回となっていました。
モロッコの味噌汁と言えるハリラスープとチキンとビーフのタジン料理はランチも含めて何回も頂きました。
当初は名物ということで頂いていましたが、終盤には飽きてしまったというのが事実です。
またハリラスープは日本人にとっては「味のコク」が無いスープの場合もありました。
何度もモロッコ旅行を添乗している今回お世話になった添乗員の方が味の素の「ほんだし」の小袋を持って来ていて、ハリラスープが出された際に配ってくれました。
せっかくもらいましたのでスープに入れてみましたらとても美味しいスープに大変身しました。
ちなみにモロッコ人の現地ガイドさんも「ほんだし」をもらって入れていましたが、とても美味しいと言って喜んでいました。
ミデルトという町のレストランで名物らしいマス料理のホイル包み焼きを頂きました。
この時も添乗員の方がポン酢を出してくださり、あっさりとしてクセのないマスの料理をとても美味しく頂くことができました。
モロッコ料理はスパイスが使われていますが、やさしい味となっているものが多いのです。
モロッコ旅行をされた方の旅行記でツアーの添乗員から生野菜を食べないでと言われたとの記事を見ました。
その方はモロッコ旅行で下痢をされたそうでレストランでの衛生管理がしっかりとしていないようなことが書かれていましたので、我が家は正露丸を持って行きました。
そしてモロッコ旅行を何回も添乗しているという添乗員の方に生野菜の件を聞きましたら、添乗員の方はモロッコで何度も食事の際に生野菜を食べているそうですが、いままで不都合が起こったことは無かったそうです。
反対にモロッコでは美味しい野菜が採れることから新鮮な野菜の料理が多く、美味しいので食べてみてくださいと言われました。
確かにホテルの朝食ビュッフェなどの際に、ヨーロッパの一部地域の様にあまり生野菜が提供されないといったことは無く、とても豊富に野菜が並べられていました。
そのため毎朝美味しく野菜サラダをたっぷりと頂くことができました。
もちろん旅行中に生野菜をとても多く食べましたが、体調はまったく問題ありませんでした。
海外旅行でのトイレ事情はとても気になるのですが、モロッコ旅行はどうなるのだろうかと心配していました。
旅行前に添乗員の方から事前の電話連絡があり、モロッコのトイレにはティッシュペーパーが無い場所もあるのでポケットティッシュを持ってきてくれと言われていました。
モロッコ旅行のスタートはカサブランカの空港に到着して、それからバスに乗ってカサブランカ観光でハッサン2世モスクに行き、こちらのトイレを使用しました。
こちらのモスクの地下にあったのがモロッコ式のトイレで日本の和式トイレの様にしゃがんで使用するものでした。
無料で利用できるトイレのためかかなり汚く、便器の中に足を乗せるステップのある様なトイレでしたからかなり大変でした。
モロッコ到着早々にこの様なトイレ利用となりましたので衝撃は大きく、この後のモロッコ旅行でのトイレは大丈夫かなととても不安になりました。
おかげ様でこの後のモロッコ旅行中に使用したトイレは洋風の便器ばかりで、有料トイレやレストランのトイレは綺麗なところも多く、ティッシュも備えてけられているところが多かったのです。
旅行中でモロッコ式トイレに出会ったのはフェズの市内観光中に行きました一般家庭で本場のミントティーを味わう時に利用させてもらったトイレだけでした。
モロッコの一般家庭ではモロッコ式トイレが多いのかもしれません。
ちなみにトイレで使用したティッシュは流してはいけない場所もあり、その場合は使ったティッシュを入れるカゴが用意されています。
心配していたモロッコのトイレはハッサン2世モスク以外ではまったく問題ありませんでした。
モロッコでは宗教上の問題でビールやワインを出さないレストランがありました。
事前に添乗員の方からこのレストランには無いという情報が頂けましたので、現地ガイドの方がバスをワインやビールが販売されているお店の前で停めてくれて購入したり、ランチで利用したレストランでワインを手に入れたりしました。
添乗員の方が事前にレストランに持ち込み可能か聞いてくれましたので、レストランではワインのコルク栓もレストランスタッフが開けてくれましたし、グラスも出してくれましたので問題なく飲むことができました。
実はモロッコ人の方であってもアルコールは飲む方もいらっしゃるとのことでした。
街中にあるお店に行って驚いたのはモロッコのブドウ栽培トップメーカー「セリエ・ドゥ・メクネ社の ゲロワンヌ グリ(Les Trois Domaines Guerrouane Gris)はフルボトルで1本が50ディルハムで購入できたことです。
約600円でモロッコのグレーワインが楽しめるのですが、レストランでこの後グレーワインをフルボトルでお願いしますと1本200から300ディルハムとなっていました。
モロッコ旅行中にチップが必要だったのはトイレと宿泊したホテルの枕銭(ベッドメイキングチップ)くらいでした。
トイレのチップは1または2ディルハムの場合がほとんどで、バス移動中にトイレ休憩で利用した1か所のドライブインが5ディルハムでした。
高速道路の休憩所にあるサービスエリアのトイレでもチップは必要です。
ランチで利用するレストランのトイレは不要です。
また観光中に現地ガイドの方に連れられて行くお土産店のトイレのチップは不要でした。
そして意外なところでもチップは要求されることがあります。
フェズ観光中にフェズ焼きの実演と販売をされているお店に現地ガイドの方に連れられて行ったのですが、フェズ焼きの絵付けを実演されている方に「あなたも絵付けをしてみない」と器と筆を渡されました。
そして同行者に写真を撮れと言われました。
そして写真を撮り終えると彼からマネーと手を出されました。
小銭が無かったのでチップは20ディルハムあげることになりましたが、日本円にすれば240円ですから良い体験になったと思います。
ジャマル・エル・フナ広場ではサルが居たり、コブラの蛇使いが居たり、民族衣装を着た人が居るのですが、これらの人などの写真を撮るだけでも「マネー」と要求をされます。
また、子供の写真を撮ろうとしますと同行している親からチップを要求されることもあります。
宿泊するホテルの部屋へスーツケースを運んでもらうチップはツアー会社がまとめて払っていますので不要です。
今回参加しました阪神航空フレンドツアーの旅行パンフレットには観光中に土産店に寄ることは書かれていませんでしたが、実際にはトイレ休憩も兼ねて土産店にも何軒か行きました。
実際に訪れた土産店は次となります。
モロッコの土産総合店
お土産を買う場所は意外とありました。
特にカサブランカ市内観光の際に寄った大きなお土産店は商品の量がとても多く、全部見ることができなくて残念でした。
こちらのお店では支払いは日本円、ユーロ、USドルの通貨でもOKでした。
カサブランカの空港免税店エリアにもカサブランカのお土産やワインが購入できるお店がありました。
カサブランカのホテルでは部屋の不具合で替えてもらうことが1回ありましたし、スタッフに修理を依頼したことが1回ありました。
不具合点はトイレの水が流れなかった事で別の部屋に替わることになりました。
お風呂の湯船に入れるお湯がほとんど出ない部屋となった場合は、替わりの部屋がシャワーのみの部屋しか無いということでスタッフに修理をしてもらって何とかお湯が普通に出るようになったのです。
ホテルにチェックインして夕食まで1時間ほどの時間があるのですが、部屋を替わったり、修理をしてもらった際には食事時間の直前までバタバタで大変でした。
ツアーの他の方も部屋の不具合で替えてもらった方が何名かいました。
モロッコ旅行のホテルは部屋に入りましたら次の点をチェックする事をお勧めします。
ホテルのランクはシャワーのみのホテルから5つ星ホテルまで宿泊しましたが、添乗員の方からはあくまでもモロッコ基準のホテルランクですからと言われていました。
ヨーロッパ旅行で利用するホテルと比べてもモロッコで今回宿泊したホテルはそれほど違いが無いと個人的には思いました。
私たちは11月にモロッコ旅行でしたので夜間は少し冷えたのですが、さすがにバスタブの無いシャワーのみのホテルではシャワーを浴びた後が寒く感じて入浴してもくつろげませんでした。
ホテルはやはりバスタブのあるホテルがおすすめです。
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ヨーロッパ好きtomoちゃん
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